北京の大気汚染は深刻！

　今朝、ＮＨＫのニュースでいっていた、中国の大気汚染はまったくひどい
ものだ。以前からニュース映像で見てはいたが、スモッグで視界が３００メ
ートルくらいしかないこともあるらしい。北京はタバコの煙で汚染された部
屋の空気よりも汚いという。

　中国政府は今までそれを認めようとしなかった。ここにきてようやくそれ
を認め、観測数値などを発表することになったとか。

　日本でも「光化学スモッグ」ということばを良く耳にした時代があったの
を思い出す。で、ちょっと調べてみた。

　一般財団法人 環境情報センターのＷｅｂページ　ＥＩＣネットのＨＰから
一部抜粋。
　大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質（ＳＰＭ）は、環境基準
として「大気中に浮遊する粒子状物質であってその粒径が 10μm以下のもの
をいう」と定められている。

　それよりもはるかに小さい粒子、ＰＭ２．５。直径が2.5μm以下の超微粒
子。微小粒子状物質という呼び方もある。ぜんそくや気管支炎を引き起こす。

　それは大きな粒子より小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気
道より奥に付着するため、人体への影響が大きいと考えられている。

　代表的な微小粒子状物質であるディーゼル排気微粒子は、大部分が粒径
0.1～0.3μmの範囲内にあり、発ガン性や気管支ぜんそく、花粉症などの健
康影響との関連が懸念されている。

　中国のあのモクモクと噴出す煙や、少し先がかすんで見えない映像を見る
と胸苦しくなる。

　今やＧＤＰ世界第２位というが、自らの健康を代償にして得たものという
ことか！？でも、空はつながっている、いい加減にしてもらいたいものだ。

タグ：北京 大気汚染 スモッグ ＰＭ２．５ 気管支ぜんそく