北アルプスで遭難相次ぐ！

　北アルプスで遭難が相次いだ。福岡県大牟田市の無職、吉野和記
さん（７１）は、北アルプス涸沢（からさわ）岳（３，１１０メートル）の山頂
近くで遭難、死亡した。

　同県の５６～７１歳の男女６人のグループで登山に来ていた。ヒマラヤ
の登山経験もある登山歴５０年のベテランだったという。他のメンバーも
別の山岳会に所属。装備も十分だったが、事故は起きた。

　一方、北九州市の６０、７０代の６人は北アルプスの山中で、吹きさら
しの尾根で身を寄せ合うようにして倒れていた。

　「軽装で夏の雨具姿。フリースを着ていない人もいたという。この時期
は時々夏日だったりするが、山はまだ冬だ。冬山の装備でなければ自殺
行為に等しい。

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